音楽のイメージ
2018/10/11
音楽って・・・・
私が静岡市郊外の、といえば聞こえがいいですが、田んぼの中の中学校に通っていたころ、田舎のまんまん中には似つかわしくない立派な音楽室がありました。その頃、ある先生をとおして、いろいろ楽しい音楽を知りました。この先生には直接教えられたこともないのですが、先生が校内放送の顧問をしていたことからいろいろな放送の前に流される「タイトル音楽」を通じてこの先生の好みを知ったことから、私の音楽に対する関心が芽生えたのです。たとえば、昼休みに流されたレイ・アンソニー楽団のダンスミュージック。こんな曲がよくもド田舎の中学で校内に鳴り響かせたものだとあきれますが。また、ノーマン・ルボフ合唱団の素晴らしいコーラスを聴いたのもこの校内放送でした。
さて、話は音楽室のことに戻って、この教室の壁にはヨーロッパの昔の音楽家の肖像画がかかっていました。どこの学校でもありそうな話です。ブラームスやベートーベン、チャイコフスキーその他もろもろ。どの顔もいかめしく恐い表情です。私たちはベートーベンと聞くと、反射的にイコール・クラシックを連想してしまいます。それはこんな肖像です。
どうです?恐い顔してますねえ。クラシック=ベートーベンみたいなイメージを持っていますから、この顔を見てクラシック音楽が遠のいてしまう人もいるのではないでしょうか。でも、私ごときが言うのもおかしいですが、ベートーベンは決して難しくもないしわかりにくいこともありません。だってあの「エリーゼのために」だって「ムーンライトソナタ」だってベートーベンが書いた曲なんですから。弦楽曲の中にも、協奏曲の中にも美しい旋律はいくつもちりばめられています。
ここではピアノソナタ第2番第1楽章(だったかな?)の中から最も親しまれている部分だけ聴いてみましょう。ドビュッシーの「月の光」とはたた違った趣があります。(YONO)
関連記事
-
旧東京音楽学校奏楽堂
旧東京音楽学校奏楽堂 もうだいぶ以前の夏のある日、東京上野の国立博物館から東京芸 …
-
ストリートバンド
ドイツの小さな町で もうだいぶ前のある年の8月11日。ドイツの古いペンフレンドを …
-
コンマス 大谷康子さん
ある夜の出来事 私たちが普通に楽しむことができるコンサートというのはだいたい2時 …
-
音楽と外国
ド・レ・ミ・・・とA・B・C・・・ 音楽と外国 東京・銀座の山野楽器など大型の音 …
-
音楽を愛する人は
音楽を愛する人は 春を愛する人は心清き人・・・・っていう歌がありますね。「四季の …
-
ト・ニ・イ・ホ・ロ・ヘ・ハ って何?
ト・ニ・イ・ホ・ロ・ヘ・ハ って何? 虹の色は7色というのは皆知っていますね。細 …
-
長調と短調
長調と短調 すさまじい残暑はまだ続きそうです。秋の到来が待たれる日々ですが、音楽 …
-
あふれる音楽
あふれる音楽 休日の朝、通勤の車も走らないので家の周りも静かです。たまにはテレビ …
-
身の回りに音楽を
身の回りに音楽を 音楽が身近にあるっていいですね。私が住むこの藤枝市でも、その …
-
「カノン」という名称
「カノン」という名称 「カノン」という名前について少し書きましょう。カノンという …
- PREV
- ストリートバンド
- NEXT
- 「カノン」という名称