きれいな音を聴きましょう
2018/07/04
私たちは毎日いろいろな音に囲まれて暮らしています。時には耳を痛く刺激するような音も。でもなかにはしびれるような大音響の電子音を好む人もいますから、どんな音が人の耳に心地よいのかひと言では言えません。いま、それを承知で書くのですが。
私は、誰でも子どもの頃にはきれいな音から聞き始めるべきだと思うのです。その後になっていろいろは種類の音や音楽に好みが分かれることはあっても構いません。音楽の素養というものは多分子ども時代に育まれるものでしょう。ですから幼いころからいい音に接していれば、その子はきっと音楽に親しむ機会を自然のうちに手に入れることになります。私たちが知る音楽家はもちろん、音楽を愛好する人の多くは、学齢期前後にはピアノやバイオリンを習い始めたと聞きます。そんな皆さんが長じて音楽に親しみ、音楽を生業としていることを知ると、ほんとうにうらやましくなります。ああ、自分もそんな環境に育ちたかった、と。
ところが世の中に流れるのはきれいに整った音ばかりとは限りません。そんな社会を斜めに見てみると、本当なら無いほうが良い、無くてもよい不要な音であふれていることにも気づきます。しかし私たちが個人の力で世の中にはびこる騒音の類をなくすことはできません。ですからせめて自分の家の中ではいい音で音楽を聴く、その為にはいい音響装置を使うくらいの事はしたいものだと思います。たまにはコンサートに行くのもいいでしょう。もちろんおカネもかかりますが、いまそれができなくてもいつかはそんな生活を実現したいと願うだけでも生活は変わるのではないでしょうか。(YONO)
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